仙(先)狐
种别=灵物,狐妖
能力=附身
尾裂的先狐来自于中国的猫鬼(这什么啊,字典里查不到,但是中文里似乎也没有啊?@_@),是会蛊惑人心,附于人身的一种妖怪。
在《猫之历史,习性,与人类的关系》一书中,有这样的说明。
南北朝时代,猫科的附身邪魔[猫鬼]开始在世间出没,隋朝大业年间更是猖狂一时。日本的先狐便是起源于此,但比起猫鬼却更是残虐。
书中有一段如是说:
若是家中饲有老猫,每天半夜向猫鬼之神祭拜,心中想着某人的名字,猫鬼便会附在那人身上将他的内脏吃掉,在人不知鬼不觉地把他的财物搬到饲养的人家里。
猫鬼的蔓延渐渐成了社会问题,被当时的中国政府严厉打击。数千余家因此被连累诛灭,随着隋朝的灭亡,猫鬼的迷信也不见了踪迹。
到了这里,猫鬼便成了日本的先狐。在那个时代,的确是弄蛊者的最爱之一。
日文原文
おさき狐
読み=【オサキギツネ】
スペル=【】
種別=【動物霊、霊、狐、憑き物、】
使用する力=【とり憑く】
持ち物=【なし】
出身=【】
憑き物の一種。
尾が裂けた狐の憑き物「おさき狐」の起源は、中国の「猫鬼(びょうき)」という「蠱毒(こどく)」の一種であるという。
『ネコ その歴史・習性・人間との関係』には、このようなことが書かれている。
南北朝時代(430~530年ごろ)に、猫の憑き物「猫鬼(びょうき)」が流行し、隋(ずい)の大業年間(605~616年)には、非常に盛んになった。この「猫鬼」とは、日本の「おさき狐」の起源で、これよりももっと残虐である。
ある書によれば
「老猫を飼って毎夜、子の刻(ねのこく)に猫鬼なるものを祀り、これと思う人間にとり憑かせると、猫鬼は、その人間の臓腑を喰って殺してしまい、さらにその人間の財物を、猫鬼を祀る家へ、人知れず運ぶ」
という。
このような「猫鬼」の流行は由々しい社会問題であるとし、当時の中国政府はその撲滅に乗り出す。
「誅戮(ちゅうりく)を受けるもの数千余家」というひどい有り様だったが、隋(ずい)の滅亡とともに、「猫鬼」の迷信悪習も跡を断った。
・・・というようなことが書かれている。
ここでは、「猫鬼」という憑き物が、日本の「おさき狐」の起源だといっている。
確かにこの時代には「蠱物使い」と呼ばれる者たちがこれを自在に使っていた。
出典
『中国妖怪人物事典』 実吉達郎 講談社
『ネコ その歴史・習性・人間との関係』 木村久弥/著 法政大学出版局
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